ニキビを治すことに役立てようと、お肌日記と称して、定期的に肌の様子や実施したスキンケアの方法、その時の自分の心情などを記録していました。
肌断食やシンプルなスキンケアなど、ニキビ肌を改善するために行っていたことをまとめた記事も作成していますが、自分が記していたお肌日記を元にニキビ肌を改善するために行ったアプローチを具体的に振り返りながらお伝えする方が、読んでいる方もイメージしていただきやすいかと思い、記事にまとめることにしました。
この【ニキビ改善日記】は
- 【ニキビ改善日記①】ゆるゆる肌断食期間
- 【ニキビ改善日記②】本格肌断食〜シンプルスキンケア期間(←今見ている記事)
の二本立てでお送りしています。
この記事から読んでいただいても問題はないですが、①も読んでいただくと、これからお伝えする内容の流れがわかりやすいと思います。
【ニキビ改善日記①】ゆるゆる肌断食期間では、自分に合った肌断食の方法を探るべく、試行錯誤していた様子をお伝えしていました。
この記事では、ようやく本格的に肌断食を行い、その後肌断食からシンプルなスキンケアに移行していった流れをご紹介します。
本格肌断食期間(2020年7月〜2021年2月)
7月 本格肌断食を開始
肌断食を紹介している本「肌の悩みがすべて消えるたった1つの方法」を読み、7月の下旬に、ようやく本格的な肌断食を開始しました。
7/23
本を読み、今までよりもしっかりと肌断食を始めた。
基本は化粧を落とす時以外水またはぬるま湯洗顔。化粧水等もやめて、かゆみや乾燥時は白ワセリンを少々。顎ニキビを筆頭に他にもぷつぷつできているが、極力触らないことで、どうなるか確認する。化粧も最小限にとどめ、粉系のファンデーション(ETVOS)を使用。化粧は純石鹸で落とす。
今まで少しずつ化粧水やクリームなど、顔につける種類も量も減らしていっていましたが(【ニキビ改善日記①】ゆるゆる肌断食期間に)、それでも反動はありました。
7/29
昨晩顔をかきむしりながら寝ていた。顔をかく夢を見ていたので、目が覚めても顔をかいていて(爪の間に皮膚が詰まるほど…)恐怖でした。でも、肌断食の成果はちゃんと出ているので、続けようと思う。
肌断食を本格的始めた反動(おそらく好転反応)で、ものすごいかゆみに襲われました。それでも継続できたのは、肌断食の効果を感じていたから。正直効果を感じていなかったら我慢できず、すぐにやめていたかもしれません。
8月 肌断食の効果を実感
8/25
大きなニキビはかなり減った。肌断食すごい。ただ、やはり新しくぷつぷつできる。跡もなかなか治らない。アットノンのニキビ跡版が販売されていたので、購入して少し前から使用中。これからもとりあえず肌断食を継続して、ニキビがどのタイミングで出来るのか、原因を追究して改善に向かっていきたい。
先月の23日に始めた本格肌断食。1ヶ月過ぎたあたりだが、結構効果はあるようだ。
ニキビ跡がなかなか消えてくれないので、「アットノンニキビあとケアジェル」の使用を開始しました。
プツプツとしたニキビはなかなかなくなりませんが、以前ニキビがたくさん出来ていた頃に比べて治ってきているように感じます。
8/28
かなりよい傾向にあると思われる。最近は前みたいにかゆくて顔をかくこともない。ワセリンをある程度伸ばして使うことが良かったのかもしれない。また、アットノンのニキビ跡のクリームを使いだして順調に薄くなっている模様(自分的に)。頑張れ私。
この頃、かゆくて顔をかくことはなくなりました。振り返れば1ヶ月ほどはかゆかったのですが…
顔を保護するという意味で、ワセリンをある程度伸ばして使う方法がよかったのかもしれません。(今まで使い方までは意識していませんでした…)
9月 毛穴詰まりに悩まされる
新しいニキビができないという訳ではないですが、悪化することなく9月に突入しました。
長時間化粧をしていると高頻度で顎にしこりニキビ(ニキビの中に固い何かがあるニキビを勝手にしこりニキビと呼んでいる)ができてしまうので、なかなかうまくいきません…が、最近はしこりニキビ、赤ニキビよりも毛穴詰まりが発生して白ニキビができる割合が高くなりました。白ニキビはいじらずに放っておけば治りやすいので、できてしまっても気持ち的にまだマシです。(決して良いものではないのですが…)
ただ、その毛穴詰まり問題はどうしたものか…と。私のこの時の対処法としては、毛穴詰まりを少し無茶して取り除き、出てきた浸出液と思われる液体を拭いてニキビパッチを貼って治していました。一時的にはいいのですが、これをやってしまうと同じ場所に毛穴が詰まりやすくなり、繰り返しているような気がするのでおすすめできない方法です…
9/28
あまり触らない方がいいんだろうなと思いつつ、ちょこちょこつぶれそうなニキビを触って、ニキビパッチを貼っている。
純石鹸を使って洗顔することで、乾燥して毛穴詰まりが発生している可能性もあるため、純石鹸を使用して落とす必要がある化粧は必要最低限にするようにしました。
10月 毛穴詰まりと乾燥と格闘
10/2
毛穴詰まって困っている。手で触ってはいけないと思いつつも、かゆみなどがあると触ってしまう傾向にある。
少しずつではあるが、地の肌が滑らかにはなってるような気がする。
なかなか思うように治ってはいきませんが、ニキビが出来ては治るを繰り返してお世辞にもキレイとは言えなかったぼこぼこ肌が、以前より滑らかになっている気がしています。
かゆみに関しては、以前(7月ごろ)ほどの強いかゆみは起こらないものの、多少のかゆみはあります。よくないかもしれませんが、我慢できないときは、クリームタイプのムヒを使っていました。
また、乾燥がひどいため純石鹸の種類を変更。シャボン玉石けんのスタンダードのものから、純植物性シャボン玉浴用に変えてみました。
11月 順調だった肌断食に少し陰りが
ここで結構大きなニキビができるように。今まで外側から手を加えること(洗顔や保護)ばかりしていたので、内側のことも考えるべきだと感じました。今やっている肌断食の方針を考え直すべきなのかもしれない…と思うほど…
その第一弾として先月変えたばかりの純石鹸を、次はシャボン玉石けんが発売している、より肌に優しそうな「ビューティーソープ」に変更。
また、今まで化粧水やクリーム類は極力使用しないようにしていましたが、おでこが乾燥してざらざらしているので、少量使用するようにしました。
そのような試行錯誤を行い、少しはマシになっている気がするものの、この方法が私に本当に合っているのか、続けるべきなのかわからない…という気持ちでモヤモヤしていました。
11/12
一番最初に購入したアレッポ(オリーブオイル)の石鹸に戻した。あの時は泡立ちが悪くて、化粧が落ちない!となってやめたが、保湿は良かった。原材料もシンプルでよかった。これでニキビと乾燥がなくなったらいいなぁと思いながら…使用していく。
また、冬でも顔は日焼け対策絶対しておこう!と思ったので、赤ちゃん用の日焼け止めを購入して使用しだした。特段何かが変わったとは思わないが、ウォータープルーフなのに石鹸で落ちる日焼け止めらしいので、顔はこれを使っていこうと思う。ちょっと化粧下地にもなっているような気がする。
上旬に「ビューティーソープ」という石鹸に変えたばかりなのに、すぐまた変えるという…迷走具合が伝わってきます…
とかなんとか言ってると、1週間後、アレッポ断念。やはり合っていなかったようでした。ミヨシ石鹸に変更しました。そして、日焼け止めはしっかり塗るようにしました。
11/26
相変わらずフェイスラインにニキビができる。最近は口の左下あたりによく毛穴が詰まってしまい、それをとってしまう。そしてまた毛穴が詰まるといったループが続いている。触るからループになるのだと思うので、とにかく触らないことを徹底したい。
12月 強いかゆみが再発
12/4
かゆみがかなりある。かゆみがでる部分に保湿のためクリームを少し多めに塗ることにした。おそらくマスクなどで敏感になっているのだと思う。
結構かゆみが出てきて、試行錯誤は続きます…
毛穴詰まりやニキビが潰れた後にニキビパッチを貼っていましたが、短時間で外していたからか、再発することが多かったです。傷口が塞がるまで、今までよりも長い間つけ続けるようにしたところ、以前によりも再発しにくく、キレイに治っているように感じました。
また、楽天市場で肌の水分量などを計測してくれる「水分チェッカー」とやらを買ってみました。当たり前ですが、洗顔後に化粧水つけた後だと数値が良くて(緑ランプが点灯)、化粧水をつけてある程度時間が経ってから計測してみると乾燥している数値に変わりました(赤ランプが点灯)。自分の肌が乾燥していることを改めて実感しました…
2021年1月 肌が敏感になり荒れやすくなる
1/5
ニキビ、肌荒れといった困った症状が発生している。マスクも敏感になって、赤いニキビができて、黄色の膿が出ている。
本格肌断食を開始して途中までは順調だったように見えた私の肌は、ニキビや肌荒れが目立つようになっていきました。もちろんニキビ全盛期に比べれば酷くはないのですが、順調だったからこそ、ものすごく気になりました。
そして、ついには洗顔すると肌への刺激を感じるようになってしまったため、真水(飲用水)を使って丁寧に洗うようになりました。とにかく洗顔をするとかゆみがすごいので…
化粧も刺激になるので、本当はしたくないですが、肌が赤いので隠すためにするという…
フェイスラインにできるニキビもなかなか治らないし、なんなんだ、この負のループ…となっていました。
2月 異常なほどのかゆみの原因が判明
2/5
最近、お肌が異様にかゆい。お風呂入っているとものすごく顔がかゆくなり、真っ赤になる。ようやく原因がわかった。この原因は純石鹸にあった…
なので、とりあえず、洗顔には純石鹸を使わず、体を洗うときも顔に当たらぬよう気をつける。
顔がかゆい!!
お風呂に入っていると、ものすごいかゆみが生じるようになりました。原因は石鹸だと突き止めることができたので、しばらく使用停止します。そのかわり家にある洗顔料を使用します。
2/9
乾燥を感じていたので、ハトムギ化粧水を結構しっかりめにつけた。そのあとハトムギのジェルみたいなのをつけて終了。必要な時に必要な量つけていこうと思う。
また、水を1日最低1.5ℓ飲むようにしよう。今日結構飲んだからか、お通じがよかった。
化粧水はもともとハトムギ化粧水を使用していたので、同じ系統のものを使用しようと思い、ハトムギ化粧水のジェルを購入。今まで化粧水やクリームなどは極力使用しないことを心がけていましたが、必要な時に必要な量つけていこうと思いました。
また、水を最低でも1日1.5ℓ飲む目標を立てています。内側から潤す・お通じを改善作戦です。意外と大変ですが、効果はありそうなので続けていきます。
ちなみに、2月中旬、我が家のシャワーヘッドがミラブルに。これで劇的に何かが変わるわけではないだろうけど、何かしら効果があればいいな…
シンプルスキンケア期間(2021年3月〜)
3月
「純石鹸が合わない」ということがわかり、「化粧水などは必要な時に必要な量を使用しよう」という考えにいたったので、改めて自分に合うスキンケアの方法を模索することにしました。
肌断食をしていたときくらいシンプルなスキンケアの方が自分に合っているとは思っていたので、乾燥を感じるときは化粧水とスクワランオイル、そうでない時はスクワランオイルのみをつけて終了という方法に行きつきました。また、洗顔は純石鹸の代わりに、家にある洗顔料を使用します。
この方法を始めて、少し肌が落ち着いてきたこととマスク生活ということもあるので、ほぼ化粧をしないようになりました。(眉毛と隠れないところにある目立つニキビ跡などには少し化粧をしています)ニキビが以前に比べて出来づらくなったといえども、肌を常に良い状態でキープできるわけではないので、負担をかけないように…
あとは季節関係なく外出する日は、日焼け止めを塗るようにしています。
4月以降
家にある洗顔料だけでは化粧や日焼け止めを落としにくいので、日焼け止めをさらに落としやすいものに変えて、洗顔方法も工夫するようになりました。
私は以前赤ちゃん用のウォータープルーフタイプの日焼け止めを使っていたのですが、そうではない普通の赤ちゃん用日焼け止めに変更。
また、すぐに洗顔料で洗顔するのではなく、「予洗い」なるものを行ってから洗顔料を使っています。それをすることで、化粧や日焼け止めを落としやすくしてくれます。
この方法が合っていたようで、化粧は眉毛だけになりました。ニキビはたまにできてしまう時もありますが、かなり落ち着き、家族や友人からも「肌キレイになったね」と言ってもらえました。(おそらくキレイはあくまで"以前に比べて"だと思います。それは自分でも思うので…笑)
【ニキビ改善日記②】本格肌断食〜シンプルスキンケア期間:まとめ
2回にわけて、【ニキビ改善日記】をお伝えしてきました。もしここまでお付き合いいただいた方がいらっしゃいましたら、本当にありがとうございました。
自分でも長くなったな…と感じておりますが、少しでも皆さんの何かのヒントになれば、嬉しいです。
私がニキビと格闘した10年間はネットに情報を求めても、実体験の記録のようなものはあまり数がなかったのか、なかなか見つからなかったので、今回自分の記録をアップしてみた次第です。
わかりづらいところもあったかと思います…すみません…
さて、内容を振り返りますと、現在もシンプルスキンケアは続けています。マスク生活が続いていることや体調不良などでニキビができてしまう時もありますが、以前とはニキビのでき方が変わったように思います。
前までは、できるニキビ全ての治りが遅く、一つのニキビが治るまでに新たなニキビができて、顔にニキビがいない状態がなかったのですが、今は一つニキビができても、いじりさえしなければ、短期間で消えてくれるようになりました。(もしかしたら、できるニキビの数が少なくなったことによって自分がニキビを意識することも少なくなったから、そんな風に感じるのかもしれませんが…)
私は肌断食を始めて現在のスキンケアの方法に至るまで、かなり時間がかかりました。その間、いろんなことを試してはやめてを繰り返しました。
恐らく人によって合う合わないがあると思うので、「この方法は合わない!」と思ったら基本的にはやめるべきだと思います。無理して続けてもうまくいくことは稀です。ただ、しっかりと効果を実感していて、続けてみたいと思うのであれば、少し頑張って続けてみるのも一つの手です。
これ、意外と引き際が難しいですよね…どこまで頑張るか、どこで諦めるか。
試行錯誤した結果、今の私の肌は、「ニキビができてもいじらない」「余計なものはつけない(シンプルスキンケア)」「日焼け対策はしっかりする」の3点を意識することで、悪化することなく、一定のコンディションを保つことができています。
もちろん気になるところは細部を上げればきりがないですが、ニキビ全盛期の自分に見せると泣いてしまうくらいの変わりようです。(ただ、おでこがザラザラしているので、これはどうにかしたいです。改善策が見つかれば記事にしたいと思っています。頑張るぞ…)
何をしても治らないと悩んでいる方にとって、こんなパターンでニキビが治ることもあるんだなといった情報収集の一つになれば幸いです。