ずっと治らないのではと10年悩み続けたニキビ肌が改善

ずっと治らないのではと10年悩み続けたニキビ肌が改善 Skin care

私のニキビは高校の思春期ニキビから始まり、思春期ニキビは大人ニキビへと変化を遂げ、どんどん悪化していきました。

ピークは社会人1年目。他社の営業の方に心配されるほど(しかも男性に)化粧をしても全く隠せないほどの大量のニキビができて、本当にボロボロでした。

病院に行っても治らない、ステロイドの効果も一時的、漢方を処方されて飲み続けても大きな変化はない…

本気で一生このままじゃないか、ずっと治らないのでは…?と、ものすごい不安に襲われ、そこから真剣に自分の肌と向き合い、試行錯誤するようになりました。

そこで今回の記事では、そんな10年もののニキビ肌が改善されたスキンケアの方法やメイク、その他気を付けていることをお伝えできればと思います。

体調の変化やマスク生活でも全くニキビができない肌という訳にはいきませんが、この方法にたどりついてから、ここ10年間で一番肌の調子がいいです。

50万円もするニキビ治療を真剣に検討していた頃もありましたが、やらなくてよかったと心から思います。

自分の記録用に撮影していたレベルの写真ですが、以前のニキビが多発していた頃の肌と現在の肌の比較画像を載せます。この状態からこうなったんだな、とイメージいただければと思います。(前述のニキビピーク時はバタバタしていたため、撮影することを忘れていました、、、)

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人それぞれニキビの原因は違うと思うので、これからご紹介する内容で治ると言い切ることはできません。ですが、以前の私と同じように何をしても治らない、治ってはできるを繰り返して悩んでいる方にとって、一つの参考事例として今回の記事を読んでいただければ幸いです。

シンプルスキンケア

以前の私は「肌はとにかく保湿が大事!」と思い、ものすごい量と種類を顔につけていました。今となってはそりゃ肌も弱まるはずだ…と感じてしまう内容です。

以前のスキンケア
  1. メイクをしている時はクレンジング
  2. 洗顔料で洗顔
  3. ブースター
  4. 美容液
  5. 化粧水
  6. 乳液
  7. クリーム

現在私が行っているスキンケアは、以前に比べて顔につける種類も量も少なくなってシンプルになりました。

現在のスキンケア
  • メイクをしている時
    1. 洗顔料で洗顔
    2. 必要に応じて化粧水を少量
    3. オイル一滴(足りない時は二滴)
  • 朝起きた時などのメイクをしていない時
    1. ぬるま湯(もはや水)で洗顔
    2. 必要に応じて化粧水を少量
    3. オイル一滴(足りない時は二滴)
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極力クレンジングは使わないように、メイクは石鹸オフできるものを使用。

そして洗顔後は基本オイルのみで保湿をします。少し乾燥しやすいなと感じたときはオイルの前に化粧水を使っています。手を加えすぎず、補う程度のスキンケアです。

ただ、特に乾燥しやすい部分はオイルを重点的につけたりすることもあります。「乾燥して辛い」と感じるまでの追い込みはしません。手持ちのスキンケア用品で、その時の状態に合わせて対応しています。

え、急にこんなにやめたの?と思った方もいるかもしれません。

実は以前のスキンケアから現在のスキンケアに行き着くまでに、純石鹸で洗顔し、ワセリンのみで肌を保護する「肌断食」を行っていました。

肌断食を行っていたこともあって、肌断食の考え方のもと、このシンプルなスキンケアに行き着きました。肌断食とは化粧水などに頼らず、肌本来の機能を引き出す美容法です。

実際に効果は現れたのですが、1年ほど続けていると肌の調子が悪くなり、継続を断念しました。

肌断食の方法が合う人はそのまま続けるのもいいと思います。ただ、私は合わなくなってしまったので、違う方法がないか考えた結果、今のスキンケア「オイルを使う方法」に行き着きました。

オイルくらいすぐに考えつきそうですが、オイルはベタベタしてニキビを悪化させるからだめだとずっと思っていたので、私にとっては盲点でした。

肌断食も、ここでお伝えしているシンプルなスキンケアも、恐らくスキンケアを熱心にしていた方ほど、今までの保湿方法で慣れていた肌が急な環境の変化に悲鳴をあげて、今までよりも肌が荒れてしまうことがあります。(私は熱心というよりとにかく保湿しまくっていたという感じですかね…)

そのため、徐々にスキンケアの種類や量を減らしていくことをおすすめします。私の場合、クリームをやめて、慣れてきたら美容液をやめて、、といったように顔につける量を減らしていきました。

肌にいろいろと手を加えてもニキビが治らない、そんなときはいっそ、シンプルなスキンケアに移行して、肌に負担をかけず、もともと備わっている肌の力で修復していく方法を実践してみるのも一つの手だと思います。

メイクについて

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クレンジングは、メイクを落とすのはもちろんですが、肌に必要な潤いまで落としてしまいがちです。

なので、クレンジングを使わないで済むように、石鹸でオフできるものを選ぶようにしています。私は「ミネラルコスメ」と呼ばれるものを使っていて、ETVOSというメーカーのファンデーションやアイシャドウなどを購入しています。

以前はニキビができにくいと謳っているファンデーションなどを使っていましたが、私の中でできあがっていたニキビ量産システムの前では何の意味もなさなかったようです…落とすときはクレンジングも使いますし…

現在使用しているETVOSのメイクアップの商品は基本的に石鹸で落ちるのですが、ファンデーションを厚塗りしたりすると少し落ちづらく感じることもあります。そんな時にはミルククレンジングのような比較的肌に優しいものを使用しています。

そのほか気を付けていること

外出時は必ず日焼け止めをつける

石鹸で落とせる日焼け止めを、冬でもつけるようにしています。ニキビができている肌は特に、紫外線でニキビ跡が残りやすくなってしまうそうなので、気を付ける必要があります。

私は赤ちゃん用の肌に優しい日焼け止めを使用しています。ドラッグストアで買えるので、手に入りやすく便利です。

ニキビに触れない

ニキビに触らないというのは当たり前に言われていることだと思いますが、案外できていないものです。やはり気になるが故に触ってしまう人が多いのではないでしょうか。

私がまさにそれで、無意識に触ることはもちろん、後ほどご紹介するニキビパッチというニキビを保護するシートを貼るときに、ニキビの芯を取り除いてから使用していました。つまり、ニキビに触れて、いじくり、悪化させていたんですね。ほんと、辛い。

改めて必要なとき(スキンケアやメイク時など)以外、ニキビ・肌に触らないことを意識してみてください。そして、無意識に触っていたら、我に返って、「今触っていた!」と実感してください。自分がどんなときに触ってしまうかを覚えておくと、改善しやすいです。

ニキビパッチで潰れたニキビを保護

ニキビを触らないように意識していても、知らない間に潰れていることもあると思います。

潰れてしまったニキビを放置すると、雑菌が入ってしまい悪化することもあるので、私は「ニキビパッチ」を使って保護しています。肌に直接貼るシールタイプのケアアイテムです。日本ではあまり馴染みのない商品ですが、韓国ではメジャーなものらしく、種類も豊富です。

ニキビパッチのメリットはニキビを保護してくれる以外にいろいろありますが、絆創膏などよりも目立ちにくい点が私的に大きなポイントです!

ニキビパッチの使い方や実際に使用しておすすめできるニキビパッチをご紹介しています。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

ストレスと上手に付き合う

これは実体験から力を込めて言いたいことです。ストレスが度を超すと、心はもちろん、身体にも異変が起こります。そして、私の場合、ストレスでニキビがメイクで全くごまかせないくらいになってしまいました。

もし今、心や身体に異変を感じるほど余裕がない生活を送られている方は、一度ご自分の置かれている状況から抜け出すことができないか考えてみてください。

ストレスをゼロにすることはこの時代、難しいと思います。ですが、少しずつでも自分にとって生きやすいように、行動をとってみてもいいのではないかと思います。

腸内環境を改善

腸内環境が悪いと、表面に出てきます。つまり顔はもちろん、身体の至る所に不調が現れます。

発酵食品を摂って、お腹の調子を整えましょう!善玉菌のエサとなる食物繊維豊富なものも食べるといいですよ。

ただ、それだけではなかなか改善されないものです。腸内環境が良くないのはストレスや運動不足、睡眠不足などといった様々な原因が考えられます。

継続は力なり。この言葉を励みに継続して環境を良くしていくことが大切だと思います。毎日便が出ているかを記録するのもおすすめですよ!

水分をとる

腸内環境を整えるためにも、身体、顔を内側から潤すためにも、水は大切です。

1日1.5リットル以上摂取することを心がけています。500mlの水筒で3本分です。私はお腹が弱いので、お湯を水で割ってできあがった白湯を水筒に入れています。冷たすぎないので、ごくごく飲めます。

ただ、一気に飲むのではなく、30分に一回飲むといったように、コンスタントに水分を取る方が良いそうです。がぶ飲みは身体に良くないらしいので、気をつけましょう。

睡眠をしっかりとる

睡眠不足は肌にとっても、翌日のパフォーマンスの質にとっても悪影響です。

深夜0時をまわるまでには必ず眠るようにしています。仕事が終わらず残業して帰宅したらもう夜中、、なんて方は、朝早く起きて出社するといいですよ。

私も仕事柄、急にいそがしくなるときがありますが、出来る限り遅くまでは残業せず、朝早く出社して仕事をするようにしています。

さいごに

薬や治療ではなく、シンプルなスキンケアと体調管理を心がけることで、ずっと治らない困ったニキビ肌を改善させていく。この方法は、正直時間がかかります。私の場合、肌断食の期間を合わせて1年半くらいかかったと思います。

ですが、今の肌の状態になってから、新たにニキビが出来ても長期化しにくくなったと感じています。そして、肌が少しずつ改善されていく様子はやはり今までずっと治らないと悩んでいたニキビ肌を思うと嬉しいです。

今のスキンケアが以前の私のようにつけすぎている、何をやっても治らない、ここ10年肌にニキビがない状態を見ていないと言う方は、ぜひ試して欲しいです。

首のニキビが目立つから、髪型をショートにできない、そんな歯痒さとおさらばできるかもしれません。

そしてなにより、肌の調子が良いと気持ちに余裕が生まれます。


長くなりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。

ニキビはできないに越したことはないですが、現代社会のストレスや食生活では、全くできないということは難しいと思います。それでもニキビが治らないループに入る前の肌レベルには戻れるはずです。この記事が少しでもそのお手伝いになればこれ以上ない喜びです。